並列Fortranに関するシンポジウムのご案内(第6回)

並列Fortranの現状と展望
~Fortranは再活性化するのか?~

開催趣旨

御好評いただいている高性能Fortran推進協議会 (HPFPC) 主催の並列Fortranに関するシンポジウム,第1回:Fortranは絶滅危惧種なのか?(2015年8月),第2回:Coarrayは救世主なのか?(2016年6月),第3回:現代化か肥大化か?(2017年6月),第4回:Pythonは味方なのか?(2018年12月),第5回:Fortranはどこへ向かうのか?(2019年8月)に引き続き,第6回をオンラインにて開催致します.

Fortran言語は,科学技術計算における利便性,高性能なコンパイラおよび過去の膨大な資産の存在による根強い支持があるため,その地位を保ちつつも,知名度や人気が低下していることは,否定できません.しかし,近年,その反動として,Fortranを取り巻く環境を改善しようとするユーザグループの動きが,欧米において活発になっています.そこで,プログラミングを楽にするツールやライブラリ,ユーザコミュニティ構築等のFortranエコシステムの再活性化を目指すFortran-Lang (https://fortran-lang.org/) で活躍されている英国ブリストル大学のLaurence Kedward氏と,現代的なコンピュータアーキテクチャに対応したFortranコンパイラをオープンな環境で開発するLFortran (https://lfortran.org/) で活動されている米国ロスアラモス国立研究所のOndřej Čertík氏に,それぞれの活動について紹介し,日本のFortranユーザを元気付ける内容のビデオメッセージをお願いしたところ,御快諾いただけました.また,日本においてFortranのオープンソースソフトウェア (OSS) 環境を充実させ,Fortranの利用環境の改善を図る活動に積極的に従事されていらっしゃる方々の御協力も得ることができましたので,本シンポジウムを企画しました.

シンポジウムでは,両氏からのビデオ講演(日本語字幕付きの予定)の配信を行います.なお,質問やコメント等は,本協議会が取り纏めて両氏にお伝えし,後日回答をWebページ上で公開します.また,日本におけるOSS環境については,その活動内容や意義について紹介いただき,プログラム開発環境を効率化するツール群の使い方について,実演を交えて説明いただきます.Fortran に一途な方,仕事のためFortranから離れられない方,Fortranの将来に漠然とした不安を抱いておられる方等のFortranユーザの皆様だけではなく,Fortranに御興味のある皆様にも,本シンポジウムに御参加いただき,Fortranを取り巻く環境について,最新の情報に触れていただければ幸いです.

なお,講演後にはGatherTown を用いた交流会を企画しますので,御自由に講演者や参加者との意見交換や情報収集の場として御利用ください.

日程・場所

日時:2021年11月26日(金)13:00 - 17:00

  :2021年11月27日(土)13:00 - 16:30

場所:Zoomを用いたオンライン開催

  :Zoomの接続情報は,後日,登録者に連絡します.

主催/共催/協賛

主催:高性能Fortran推進協議会

共催:京都大学学術情報メディアセンター

協賛:モダンFortran勉強会

PCクラスタコンソーシアム

(一社)情報処理学会情報規格調査会

(順不同)

参加登録

申込み: 申し込み受付は終了しました。

参加費: 無料

定員:  100名

〆切:  2021年11月19日(金)

プログラム

メール窓口

シンポジウムとお申込みに関するお問い合わせ先

hpfpc-sympo at googlegroups.com  ※at を @ に変える