並列Fortranに関するシンポジウムのご案内(第5回)
「並列Fortranの現状と展望」
~Fortranはどこへ向かうのか?~
~Fortranはどこへ向かうのか?~
開催趣旨
御好評いただいている高性能Fortran推進協議会主催の並列Fortranに関するシンポジウム,第1回:Fortranは絶滅危惧種なのか?(2015年8月),第2回:Coarrayは救世主なのか?(2016年6月),第3回:現代化か肥大化か?(2017年6月),第4回:Pythonは味方なのか?(2018年12月)に引き続き,本年も第5回を開催致します.
近年,Fortranの知名度や人気が低下していることは,否定できません.その一方で,Fortran規格は,科学技術計算における地位を保ちつつ,現在も着実に機能拡張や現代化が図られていますが,ユーザやコンパイラベンダを置き去りにして,ずんずん進んでいる印象があります.今後,Fortranの将来がどうなるのかと不安に思っている方も多い今日この頃かと思いますが,時宜にかなったことにFortran規格を議論するISO/IEC Fortran Committee WG5国際会議が2019年8月5日〜9日に東京で開催されます.
そこで,この機会を有効に活用すべく,WG5の前議長であるJohn Reid氏と現議長であるSteve Lionel氏に,Fortranの将来についての講演をお願いしたところ,快諾いただけましたので,本シンポジウムを企画しました.まず,WG5に深く関わっておられる高田教授には,Fortran規格の発展と日本の果たした役割について概観いただきます.そして,JohnReid氏には,Coarrayに焦点を絞って御講演いただき,SteveLionel氏には,Fortran 202X全般について御講演いただきます.最後のフリーディスカッションでは,両氏からの御意見を直接伺える機会を提供致しますので,本シンポジウムに御参加いただき,活発に御議論していただければと存じます.
なお,フリーディスカッションの時間は限られているため,将来のFortranには「こんな機能が欲しい」や「こんな機能は必要ない」等の御意見・御要望や「Fortran 202Xが確定するのはいつ頃なのか」等の御質問は,前もって両氏にお伝えし,その御回答を議論の切っ掛けにしたいと思いますので,積極的に御連絡いただくよう,よろしく御願い致します.また,英語での御講演には,逐次通訳(注:同時通訳ではない)を実施しますので,英語の苦手な方も,ぜひ本シンポジウムへの御参加を検討いただければ幸いです.
日程・場所
日時: 2019年8月2日(金)13:00 - 17:30
場所: 東京大学情報基盤センター1階 103講義室(東京都文京区弥生2-11-16)
アクセス: 本郷地区浅野キャンパス内
主催/共催/協賛
主催:高性能Fortran推進協議会 (HPFPC)
共催:自然科学研究機構 核融合科学研究所
東京大学 情報基盤センター
理化学研究所 計算科学研究センター
協賛:大阪大学 サイバーメディアセンター
京都大学 学術情報メディアセンター
公益財団法人 計算科学振興財団
神戸大学 計算科学教育センター
情報処理学会 情報規格調査会
筑波大学 計算科学研究センター
東北大学 サイバーサイエンスセンター
(50音順)
参加登録
申込み: 申し込み受付は終了しました。(2019年7月19日)
参加費: 無料(意見交換会を除く)
定員: 60名
〆切: 申込みは7月19日,御意見・御要望・御質問は7月5日まで
プログラム
発表資料
Coarrays in Fortran 2008 and Fortran 2018
John Reid, Former Convenor of ISO/IEC Fortran Committee WG5
Fortran Today and Fortran Tomorrow
Steve Lionel, Convenor of ISO/IEC Fortran Committee WG5
意見交換会について
場所:民の幸(東京メトロ根津駅すぐ)
:東京都台東区池之端2丁目5-28(03-5834-2590)
:http://taminosachi.com/
会費:一般 3,000円,学生 1,500円.
お申込みは,シンポジウムの参加登録時にお願いします.変更はメールで受け付けます.
会費は,シンポジウム会場の受付けでお支払いください.
メール窓口
シンポジウムとお申込みに関するお問い合わせ
フリーディスカッションで取り上げて欲しい,Fortran規格やCoarrayに関する御意見・御要望・御質問
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